ソーシャルスキルトレーニング

先日の活動は、ソーシャルスキルトレーニングでした。

テーマは『相手の悪気がなくても自分が嫌だった時の対処法』です。

もし、『並んでいて、足を踏まれたら?』『道を歩いていて、人とぶつかったら?』『近くにいる人のゲップまたはオナラがとても臭かったら?』など不意に自分がそうなったら、どう対応するか、児童に考えてもらいました。


『並んでいて、足を踏まれたら?』と尋ねた時は「痛いとか、注意してと言う!」と答えたり、「もし、わざとじゃなかったら優しく言う」など、悩みながらも優しい回答をしてくれたこどもたち。

『隣にいる人がスープをこぼして自分の洋服が汚れてしまったら』といった少し複雑な状況を設定すると、固まって悩んでしまうお子さんもいましたが、「自分のお洋服が汚されちゃったらどうしようか」と伝えると、相手の気持ちを優先して考えたようで「大丈夫って言う」と優しい答えが返ってきました。

ある児童は、『並んでいるときに後ろの人に足を踏まれた』ときには「謝ってきたら許すけど、謝ってこなかったら謝ってくれませんかって言うかな〜」、『隣の席の人がスープをこぼしてしまい、自分のお気に入りの洋服が汚れてしまった』ときには「とりあえず拭く、わざとじゃないなら仕方ないよね、でも汚れたよって伝えるかな。」と自分の気持ちを相手に伝えることを教えてくれました。素晴らしい対応に思わず拍手✨

悪気がなくても嫌な気持ちになることは受け入れつつ、相手にどうしたら自分の気持ちが伝えられるのか、児童が答えてくれたように、優しく相手に伝えられたらいいよねと一緒に考えています。

また、お友だちと一緒に取り組んだある児童は、いつもよりテンションが上がり気味で、「どこに目つけてんのかよ!と言う!」と答えましたが、「相手がお母さんでもそう言うの?」と訊くと「えっ、じゃあ言わない」と撤回。
お友だちと一緒にもう一度やり直したいとのことでしたので、再度訊くと「痛いけど、大丈夫です!」「あなたは大丈夫でしたか?」など、とても模範的な受け答えをすることができました😁

どう行動するのが正しくて、どう行動したら良くないか本当は理解していても、人や時と場合によって行動を選択していることがわかった活動となりました。どんな相手でも身内と同じように考えて行動できるように伝えています。

お友だちと悪ふざけして適切な行動をとらないと自分が不利になる場合があること、周りのことを考えた適切な行動をとることが自分や家族など大切な人を守ることに繋がることを、根気強く伝えていきたいと思います!

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